【タイ料理の豆知識】~ガパオライス~

ガパオライスについてご紹介します!
ガパオライスとは香ばしく炒めたひき肉に、ピリッとスパイシーなホーリーバジルを合わせた、タイを代表する定番の人気ごはんです。甘辛いタレと唐辛子、にんにくの香りが食欲をそそり、味わい・香り・彩りの調和を大切にする“タイ料理の美学”を象徴する一皿となっています。
主役のハーブ:ホーリーバジル
ホーリーバジルは、ガパオライスの名前の由来でもある特別なバジルで、『ガパオ』とはこのホーリーバジルを意味します。ピリッとスパイシーな香りが肉料理と非常によく合い、炒めることで香りが一層引き立ちます。
一方、日本のスーパーでよく見かけるスイートバジル(イタリアンバジル)は、甘く爽やかな香りが特徴で、主にピザやパスタなどの料理に使用されます。その香りや使い方は、ホーリーバジルとは大きく異なります。
味のポイント
ニンニクと唐辛子を炒めた香ばしい風味、砂糖・ナンプラー・オイスターソース・醤油を組み合わせた甘辛いタレ、そして目玉焼きやオムレツを添えることで、黄身のまろやかさがピリ辛の味わいと絶妙に調和します。
ガパオライスはアレンジ自在
ガパオライスは具材も自由に楽しめます。鶏肉や豚肉、牛肉、シーフードはもちろん、野菜や豆腐なども加えてアレンジ可能です。さらに目玉焼きをのせたり、ご飯の種類を変えたりすることで、家庭でもレストランのような多彩なバリエーションを楽しむことができます。
ガパオライスは、屋台からレストランまで幅広く愛される「スパイシーごはんの王道」。一口食べれば、タイの食文化が大切にする“香り・辛味・彩りの調和”が感じられます